開店

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休日の朝。 夫「忙しくて美容院へ行くヒマがなくて、ボサボサだから、今日は美容院行くよ」 夫が通う駅近くの美容院。 私も数回行った事ある。 しかし私は、そのお店の担当してくれたスタイリストがイマイチで、私は他の美容院へ通う事となった。 私「好きなのね、その美容院。どこが良いの?」 夫「数ヶ月前に凄く上手で、礼儀正しいスタイリストが入って、気に入ったからお願いしてるんだ。」 私「ふーん…」 私はさらりと話しを聞いた。 しばらくたったある日。 一通のハガキが届いた。 『夫の通う美容院からだゎ。ん何、退職?』 夫の帰りを待っていた私は夜遅くに帰ってきた夫に、そのハガキを見せた。 私「工藤さん退職するみたいよ」 夫「そぅなんだ。そぅいえば前に髪切って貰った時、独立するって話してたなぁ」 夫が指名しているスタイリストの工藤さん。 私は会った事ないけど、夫から色々と話を聞いている。 まだ27歳と若いのに将来の事を、きちんと考えてて、一流スタイリストになる為、一生懸命修行をつみ腕も良く、いつか自分の美容室を持ちたい。 妥協しないで自分が求める美容室を創る。 しっかりした考えを持つ男性。 しかし そんな話を夫から聞かされても、私は感心がまるでなかった。
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