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二ヶ月後―――
AMB社に二人の来客があった。
顔の左半分を包帯に巻き、杖をついた男と彼に寄り添う少女。
二人の来客に受け付けは騒然となったが彼らの訪問の連絡を知っていたらしく事なきを得た。
さほど待つこともなく二人は受け付け嬢の一人に案内されてAMB社内の研究施設へと歩き出した。
黙々と歩くこと数分、研究施設内の一室の前で止まると案内を勤めた紫の髪の受け付け嬢は備え付けのインターフォンを通じて部屋の主に来客を告げると、そそくさと立ち去ってしまった。
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