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突然立ち上がったハイジんにきょとんとする二人。
だが
「おぉ~、漸く名前が決まったのかい?
さっきも言ったけどリアルで好きな人の名前とかつけたりするのはよ~く考えたほうがいいンだぞ?」
はっ?
「君のマイロイドはこのマイロイド専用スリープボックス、通称『萌えKAN』の中にいるからね!」
と座っているソファの後ろにある金属製の細長い箱をバンバンと叩くDr.ランプ。
「はっ?」
いつの間にもちこんだんだ?
「起動は音声認識とマイロイドによる視認によって・・・」
「悪いがマイロイドマスターになるつもりはないんです、お引き取りください。」
「…というわけでマイロイドが仕事に行ってる間でもこの『萌えCON』があれば蓄積されたデータやバイタルチェック、モエンの引き出しなんかもできちゃう!」
「できちゃうのです~」
…ダメだ、こいつら。どうにかしないと…
「いいですか、Dr.ランプ…」
「 ハ カ セ ! 」
どうやらDr.ランプと呼ばれるのは嫌いらしい。
「…ではハカセ。何度も言ってますがマスターになる気はありません。申し訳ないがお引き取りください。」
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