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｢解んなかったんだ。こんな恋の歌が。
色々な技を駆使して、頭使って、綺麗に詠む人の、気持ちとか。歌に込められた恋心とか。
だから風景を歌う歌よりも、恋を歌う歌が好きだった。
解らなかったから、知りたかった。
研究したら、解ると思った。
皆みたいに、共感できるとか、そんなんじゃなくて。
解らないから、解りたかった。｣
言葉にしてみて、自分自身も今、ちゃんと理解できた気がする。
何か、つまんない理由だな。
何ともつまんない理由で、好きになったもんだな。
むしろ俺、本当に好きなのか？
｢ごめん、つまらんな。｣
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