君の名前は。

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店長の西村さんは、電話の時でも頭を下げる、いい人。 別に電話の時お辞儀する人が、みんないい人って訳じゃないけどね。 「幸村君出てくれる?ちょっと遠いんだけど。」 「50分言ってましたもんね。」 「ごめんね。」 「仕事ですから。ちゃんと時給分は働きますよ。」 「時給分以上は!?」 西村さんは、ちゃんとツッコミを入れながら、奥へと走っていった。 俺はさっきの注文が打たれたパソコンを見て、住所欄と地図を照らす。 原付きも、ナビ欲しいな。 「にしても遠いな。隣のピッツァに頼んだ方が、近いんじゃね?」 アルバイト中によく思うこと。 隣の支店か、あお〇ーずピザに頼んでくれたらいいのに。 ピ〇ーラでもグッジョブ。
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