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「あっあなたがカミギリさんですかっ。噂は予々聞いてます」
小さな女の子は丁寧にお辞儀をして挨拶する
まさかこんな小さな娘が預かりシステムを統括しているとは…
「驚いたでしょう?こんな小さな女の子が預かりシステムを統括しているなんて?」
マコモはシュウロと呼ばれた娘の頭に手をポンと起き言う
何故俺の考えていることが一字一句違わずに分かるんだ
「でもでも大部分はマサキさんに手解きを受けたのですっ」
「それでも大したことだ。それとポケモンの夢に関する研究に君も関わってるのか?」
「はいっ」
シュウロは大きく頷き、マコモは何故か誇らしそうな顔をしている
「どう?すごいでしょこの娘?」
「スゴいが何故あなたが自慢気なのか分からん」
「気にしたら負けよ」
やっぱりよく分からん
「本題の預かりシステムのことだが」
このままでは埒があかないのでささっと本題を切り出す
「あ、はいっ。ではこのパソコンで登録やらなんやらして下さい」
シュウロのシステムへの登録、マユミのシステムへのログイン、リンク、一通りの作業を済ませボックスを見る
「流石『元』天導者ね。珍しいポケモンが沢山いるわ」
表面上は誉めているが『元』を強調した刺のあるマコモが言葉をこぼすが今までの経験上過剰に反応するとろくなことはないのは確実だ
なのでスルーが大安定だ
「少し出してみますか?」
シュウロは空気を察し話題を反らす
マコモも多分悪気はないんだろうがシュウロは苦労しているのだろうと勝手に想像してしまった
「いやいい。今の俺はあいつらに頼ってはいけないんだ」
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