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「ダイゴさん。バトルしてくれますか?」
トレーナーとして当然の本能、強いトレーナーと戦いたいという思いは必然だ
それを聞くとダイゴはクスリと笑い
「天導者に挑むとはなかなか強気だね。いいよ」
あっさり承諾してくれた
バトルが始まる
だがそれと同時に終わっていた
完敗だった
相手のポケモンに掠り傷一つ与えるどころか土埃すらつけられなかった
的確な指示、俺の行動の数手先を行く読み
隙をついての積み、そして攻撃
全てが完璧で綿密に計算された戦いで俺はダイゴの掌の上で踊らされていた
実は自信はあった
仮にも前ホウエンチャンピオン、ポケモンとの会話能力もあるこちらがポケモンとの連携では無条件に有利
のはずだった
ダイゴとメタグロスの連携は俺達なんか遥かに凌ぎ、実はメタグロスとダイゴの脳は繋がってるのじゃないかと思うくらいだった
それくらい天導者と俺の実力は歴然だった
「流石前ホウエンチャンピオン強いね。でも天導者には勝てないよ。ジョウトリーグに挑んでおいで。そのあとグリーンと戦うといい。彼からもなにか学べるかもしれない」
ダイゴはそう言ってまた化石掘りに戻る
言われた通りジョウト地方に渡りジムリーダー達を薙ぎ倒しわずか一週間でワタルを倒しジョウトチャンピオンとなり、更にカントーに渡った
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