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ジリリリリリリリリリリリリ
目覚まし時計の耳障りな音が鳴り響く朝。
あまりのうるささに目を覚ます…、が再び目を瞑る。
まだ寝ていたいから。
そんな中、誰かが僕の肩を揺する。
「起きてください、陽太坊っちゃん。もう朝ごはんの時間ですよ。」
声を聞いただけで誰だかわかる。
執事のラバスチャンだ。
陽「ムリ…まだ寝る。きっと寝なきゃ僕は…爆発しちゃいそうな気がするんだ……おやすみ。」
ラ「それは気のせいですよ。ここで私が素直におやすみとお返しになるとでもお思いですか? フッ…実に甘い。飴玉のように甘いですなっ!」
そう言うとラバスチャンは、僕の両腕を掴んでブンブンと回り初めた。
陽「いぃんぎゃあああああああああああっ…」
ラバスチャンは、フゥと息を吐いて僕をベッドの上に戻す。
ラ「どうですか?その鉛のように重そうなまぶたが軽くなったでしょう?」
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