1人が本棚に入れています
本棚に追加
ち…ちくしょう、こんな汚い手を使って起こされるとは…。
ラ「まだ、あなたの目がお開きにならないようですね…。ではもう一度、参りましょうか…」
陽「わ、わかった!起きた、起きたよ!綺麗な僕の目が見えるでしょ!?ほら!」
チッ………。
え、今舌打ちしたでしょ?
ラ「まぁ、無事に起きてくれて良かったです。既にリビングルームには月那お嬢様がおりますのでとっとと行きましょうか。」
舌打ちが無かったかと思えるぐらいの対応をしたラバスチャンは、ドアの方に膝を返して歩き始める。
僕は、パジャマのままベッドの横にある二本の刀と刀を腰に挿すための下帯[さげお]を持って、部屋を出てすぐのエレベーターに向かった。
エレベーターに入って、リビングルームがある12階のボタンを押す。
すぐに12階に着いてドアが開くと、目の前に縦長の大きなテーブルとその上に広げられた、たくさんの料理が見えた。
テーブルに向かうと、右側に太陽に照らされた人影が見える。
僕の妹の月那だ。
最初のコメントを投稿しよう!