プロローグ

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私は愛美(あいみ)からの電話で朝、目を覚ました。また今日もダルい1日が…始まる。 隣には気持ち良さそうに眠っている私の彼氏。 椎名ルキ(しいなるき)がいる。         この辺では知らぬものはいない程の有名人。その理由は、関東最大の暴走族 龍蝶(ドラゴンバタフライ)の総長だから。 ルキとは、1ヶ月前に出会い、付き合い始めた。 私はルキを起こさないようにベッドから降り愛美からの電話に出た。 玲〉もしもし? 愛〉ちょっと玲美?今何時だと思ってんのよ!学校来ないの? 玲〉あっ、愛美ごめん。私今日は疲れてるから学校休むよ。 愛〉ちょっ、何で!?あっ、はは~ん。玲美、あんた昨日ルキ君と夜、何してたのかな? 玲〉愛美のバカっ!そんな事言わなくてもわかるでしょ!! 愛〉まっあね~。あたしも昨日は雅也が激しく 玲〉も~わかったからそんな事を大声で言わないで!じゃあとにかく今日は学校休む!わかった?じゃあね!! 愛美との電話、最後は一方的に切っちゃた。 まーいぃか そして私はもう一度ベッドに戻った。 するとなぜかルキがベットの端っこに体育座りをしてふてくされていた。 玲〉ルキ?何してるの? ル〉玲美が俺を置いて誰かと電話してたから。 なぁ玲美、さっきの電話の相手、男じゃないよな? 私は、こんなルキを見るのは始めてだったので、正直 ガキか とも思ったが、少しからかってやる事にした。 玲〉男の子だよ? そう言った瞬間ルキの顔が真っ青になり、またすぐに今度は顔全体が真っ赤になり、めちゃくちゃ怒っていたのですぐに本当の事を話すといつものかわいくて優しいルキの顔にもどった。 ルキは、怒り出すとだれにも止められない為、椎名ルキを怒らしてはいけないという伝説が出来るほどだった。
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