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その後ろで程普と韓当という将が話していた。
二人もまた黄蓋と共に孫堅に仕えてきた将だ。
先の戦いで一番に飛び出した二人である。
「陽蓮様はまだまだ元気ですね。私なんてもう足腰が衰えてきているというのに」
「何を言うかと思えば。私より二人多く斬ったくせにその言いよう。お前に比べれば私は老婆となるのか?」
韓当はおっとりとした女性だ。
黒髪に少し白髪が混じっている。
赤と白を基調とした服、足が隠れており、動きづらいのではないかと思うほど長い着物をきている。
その横にいる程普は大きな武器、蛇矛を背負う冷静な赤みがかった髪の女性だ。
こちらはへそを出し、見方によれば下着ともとれるものをはいている。
動きやすさに特化しているようにも見えた。
「あらあら舞、もう自分を老婆と認めるのですか?あなたは老婆らしからぬ身体をしていると思うのですが…」
「…さりげなくジロジロ見るな気色悪い」
韓当は確かにおっとりしている。
だが程普をみる目は明らかに狼そのものだ。
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