小さな悪夢の始まり

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外へ出てみると行き交う人々の視線が集まっていた 「何があったの?」 「さぁ知らない」 傍から見れば何事かと気になるのも無理はない しかし一枚のドアで区切られた空間に ここまで差があると恐怖すら感じる 「ねぇあの人の格好 超ダサくない?」 「分かるダサい。しかもキモいよ」 ふと私の隣にいた女子高生の声が入ってきた 明らかに銀行の出口の方を指を差しながら言っていた まさか犯人の事? もしかして戻ってきたの? 私はとっさに後ろを振り向いた 「えっ」 何であんたが
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