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こうして戦闘は終了。完全勝利だ。
頭に浮かぶのは金額。俺だって一人の人間だからな。
口答え無し。ライオンと富田さんを近づけたには近づけたが密接するほど近づくことは食い止めることが出来た。
そして、器物破損も一つも見当たらない。その上、ライオンに傷を負わせることなく檻へ収監した。
完璧と言っても過言では無いほどの出来。報酬も莫大な金額だと確信していた。
なのに―――俺の希望を打ち砕くかのように絶望が訪れた。
それは―――
一人の男によって。
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