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『…私もバカよね……本当に会えるかどうか分からない人を探し回るなんて………もし実際に志乃介様の生まれ変わりに会えたとしても、私と同じように前世の記憶を持っているとは限らないのに…』
美桜は自分の腰の辺りまで伸びた長い髪を高い位置で一本に纏め上げると、早々に身支度を整えて自分の部屋を出る。
「お母さん、今日朝ご飯いらない!寄るところがあるからもう行くね!行ってきまーす!」
美桜は話すだけ話すと母親の返事も聞かずに家を出た。
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