天使生活

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早朝― 古い木造りの家から漂う暖かい太陽の香い。 開けっ放しの窓から差し込む日差しは私の顔を照らす。 『・・・ふぁぁ~』 起きたばかりで視界がぼやけてる。 目をこすって、頭を左に向けた。 『・・・・・・!やばい!』 側に置いてる目覚まし時計を見て、あることを思い出した。 部屋の隅のたんすへ小走りに行き 手を伸ばして中にある大きめの紙袋を乱暴に出した。 袋を、ベッドの上に置いて中の物を次々に身につけた。 それは、 神様が着るような白いシンプルなワンピース。 長い髪をポニーテールにしてとめてる白のリボン。 左腕には、細く長い二本のリボンが垂れている。 足は、裸足。 ほとんどの時は、飛んでるからね そして、背中から生える大きな 翼―
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