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『そういえば、蘭花、さっき何言おうとしたの?』
そうだ、
『あのね―』
私はそれから、昨日の事を言った。
『そんな事なら、任しといてよ!』
気を遣ってくれたのか、
食い逃げについては、ふれないでくれた。
『で、いくつ欲しいの?』
うーん。5~6個でいいかな?
『じゃあ、6個で!』
『了解!計算してみたんだけど、そのくらいだったら、15分前にはついとかなくちゃなね』
どんな計算したんだろ…?
『ねぇ、もう15分前入ってるけど・・・・』
『大変!急ごう!蘭花!!』
も、もう行くのか、
『ぅ、うん!』
美砂華が、呆れた目で、私を見てる・・・?
何でかな?
『財布!』
あ、忘れてた。
『もぅ、ちゃんとしてよね!もう私お金少ないから、貸せないからね!』
へぃへぃ。次から気をつけまーす。
多分、
『よし!美砂華行こ!』
そう言って
勢いよく玄関から飛び出した。
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