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また沈黙が続いたが
隆弘が勇気を振り絞り
口を開き始めた。
西「卒業しちゃったね…。」
宇「うん。」
西「これからどうしようか?
俺たち。」
それからまた沈黙が続いた。
実彩子がやっと口を開いた。
宇「別れるしかないよね。
隆弘はプロ野球選手、
私はデザイナー。
それぞれ違う夢を持って
進もうとしてるんだし。」
西「だよな。
やっぱそれしかないか。」
隆弘はドラフトで指名され
プロ野球チームに入ることが
決まっていたのだ。
そして実彩子も
デザイナーという夢に向かって
走り出そうとしていた。
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