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「・・・ん。今度は何処だよ・・・」
目が覚めると、また俺は違う場所に居た。
周りを見るがアリスはいない。たしかさらわれてた気もしないでもない。
気のせいだろうと自分に言い聞かせ、再び周りを見回してみる。
俺は此処には見覚えがあった。だって自室なんだもん。
「あの出来事は夢オチかよ・・・どうせそんなことだろうとは思ってたけどさ。」
あんな非現実てきな夢を見るだなんて我ながら恥ずかしいかぎりだよ。
俺はとりあえずベッドから下りてリビングに行こうとする。
しかし、俺の上に何かが乗っかっているようで、ベッドから下りることができない。
「おい、悠希!いつも俺のベッドに入って来るなって言ってるだろっ!起きろー」
俺の上に乗っている生物は、妹との悠希(ユウキ)だ。
もちろん血は繋がってないさ。お約束だろ?
それにしてもいつまで悠希は俺の上で寝ているつもりなんだ?
俺はとりあえず、有り得ないくらいの速さで悠希の肩を揺すった。
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