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「じゃ、じゃあ二つ目だが、魔法だのウィザードだのなんなんだ?」
今度は俺がアリスを痛い目で見ながら聞いてみる。
すると、アリスが逆に痛い目で俺を見ながら答えてくれた。
「まったく。翔さんは冗談が上手いですねぇ。魔法なんてこの世界じゃあ常識じゃないですかっ。ウィザードについては階級を知らない方もいるので仕方ないとは思いますが。」
やれやれといった表情で俺を見てくるアリス。
ま、まさか本当にここは魔法の国なのか?
まて、流されるな。クールになれ霧島翔。ここは真実を確かめるしかないようだ。
「なあ、アリス。じゃあ実際に魔法を見せてくれないか?」
「ほぇ?翔さん何言ってるんですか?まぁいいですけど」
そういうと、俺は家の外へと引きずられていった。
「じゃあ見せますよー」
のんきな声でそう言ってくる。すると、アリスはなにやら独り言を言い出した。
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