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ふと制服のズボンの中に入れていた携帯が震える。普段から中々鳴らない携帯だから、少し訝しがりながら携帯を開いた。
すると発信者は非通知で益々怪しい。今はこの時間を味わいたかったため発信者には悪いが電話は切った。だが数秒後また非通知からかかってきた。俺はそれを瞬殺した。だがまた…、ここは以下省略しとこう。
この繰り返しが12ターンは続き、いい加減両手を上げて降参したい僕は不本意ながらもその電話に出た。
「……もしもし」
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