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「透!大好き!」 「あぁ・・・」 俺は好きでもない女と付き合っている。 何で付き合ってるかというと、向こうから告ってきたから暇潰しにはなると思ったから。 「ねぇ・・・透。」 「何。」 「あのね、日曜日映画行きたいなぁって思って・・・。」 デートかよ・・・。 めんどくさ・・・。 「日曜日用事あるから無理。」 「そっか・・・。じゃあ友達と行くね!!」 彼女は、無理して笑った。 何でこいつは俺なんかといるんだろ。 可愛いし、人気者だし、俺は冷たいしデートにも連れて行かないのに・・・・。 何でだ? 「なぁお前さ・・・。」 「何~?」 「俺なんかといて楽しい?」 「うん!楽しいよ!」 彼女は笑った。 「デートにも連れて行かないのに?」 「うん!一緒にいられるだけで楽しいよ!!」 彼女の笑顔を見たら嘘じゃない事が分かった。 他の女は、すぐに別れるって言うけど、彼女は違っていた。
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