Ⅰ.盗賊メリー

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  「ほう、焼肉をねぇ……。因みにオレがただの安肉で満足するような輩でないのは存じているよな?ホムラ君。それを踏まえてその条件を提示したと考えていいのかな?」 「うっ、つまり高級焼肉店、じゃじゃ苑でないと満足しないと言うことですね?」 「よく分かってるじゃないかホムラ君。それでこそ親友とゆうものだぞ。ハッハッハッ」  ……よし。取り敢えず今日の夕食は確保出来た。我ながら上手くいったと感心したいものだな。 「じゃあ30分後にじゃじゃ苑の前でな」 集合する旨を伝えたときに、今度って言っただろ!と聞こえたような気もしたが、構わずオレは電話を切った。こっからじゃじゃ苑なら15分程度で着くだろう。……さて、何故あいつが儀式"ごとき"でオレに協力を得ようとしたのか。その理由を聞いてやるとしますかな……。
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