かけがえのないもの

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「もう25分になる。このままなら全員皆殺しだ」 男がしびれを切らし再びスピーカーで話しだしたようだ。 「南、ありがとう。うちもう行くわ、みんなを危険に晒したくない。なぁ、これ預かってて」 そう言うと南に小さなメモリーカードを手渡した 「これが知能プログラム。多分これ狙いであいつ攻めてきたんや。でな、これ南に持ってて欲しい。あれなら壊してくれたっていい...あ、じゃあ行くわ、南...今までありがとう。」 そう言うと沙津希はまどから飛び出していった 「沙津希ーーー!!」 南はすぐさま窓に駆け寄った すると穴から銀色の球体のようなものが出てきて飛んで行った。 「これが最後なんて...嫌だよ」 南は泣き崩れた
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