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弟…。つまりこっちの小さくて可愛らしい女の子はこの倒れた(フリ)をしている少年より少なくとも歳が上なのだろう…。
女の子→「倒れて動かないの！！」
なんか最初とは違って乱暴な物言いになっていた。
弟の失態に腹を立てているのだろうか…。
そんな事を言っても今さっき目を開けて喋る弟さんを見てしまった俺からすればふざけているようにしか見えない…。
永一→「そりゃ大変だ(苦笑)で、俺にどうしろと？」
女の子→「別にお前なんかにどうにかして欲しいなんて頼んでないよ！」
見た目からは想像できないような言葉使いで少々戸惑った… いや、ショックを受けたが赤の他人がゆえにショックは最小限ですんだ。
永一→「さっき、誰かーって言ってたじゃんかよ？」
女の子→「私は誰かに言っただけでお前なんかに一言たりとも声かけてない！それともなに！？お前の名前は「ダレカ」っていうのか！変わった名前だなぁー！ダレカ！お前に用はないから今すぐ消えろ！」
込み上げてくる苛立ちを押さえながら苦虫を噛み潰したような顔で、
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