memory's

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君といたあの季節のことを思い出してしまった。 思い出せば思い出す程 今となっては辛くて、切なくて、寂しくなる。 やさしくされればされる程僕の心は締め付けられ、 また悲しくも散っていく。君のやさしさに、何度泣かされただろう。 でもそれは悲しさの涙じゃない。悔しさの涙なんかでもなかった。 嬉しくて、幸せで、そんなずっと流す事のできる涙だった。 二人がそれでいいのなら。二人がそれで理解し合えるのなら。 どんなに辛い事でも、どんなに悲しい事でも。 どんな結末であっても。 きっと僕は飲み込む事ができる。 そんな二人でいたかった。
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