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「松下さん、お待たせ」
「タク!」
嬉しさのあまりタクに抱きつこうとしたら睨みつけられた
そりゃそっか、男同士で付き合ってるなんて世間に知られたら大変だもんね
飲もうとかって話なら皆までしても付き合ってるだなんて思われないだろうけど、抱きつくのはさすがにまずいか
それから俺はタクに触るのを我慢してタクの家まで向かった
「タクの出てたこないだのドラマ!ちょー感動した!」
「んふふ、本当かよ」
「本当だって!ハンドクリームのくだりとかさ!!」
そんな他愛もない会話をしながらタクの家まで車を走らせる
ふとタクをみると目を伏せて可愛らしく笑っていた
最近髪を切ったみたいで、ちらりと見える首筋とかえりあしとか、何か色気があって…
早く触りたい、そんなことばっか考えて身体が熱くなった
「あっれ…鍵どこやったっけ…」
「……」
はやく触りたいのに、タクは鍵が見当たらないらしくてなかなかドアを開けてくれない
「…タク」
「ごめん松下さん、ちょっと待って…」
はやく触りたい、はやく…
「…タク、もう我慢できない」
「え…松下さ…っ」
俺はタクの言葉を遮るように自分の方に身体を向かせドアに押しつければ、タクの唇を自分のソレで塞いだ
「ん…っ、ん…ふ」
「…っ」
タクの唇の、舌の感触がたまらなく嬉しくて止まらない
暫くの間ずっとタクを堪能してしまった
その後は暫くタクの機嫌が悪くなるものの二人で飲んで一夜を楽しんだ
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