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陸遜は再建された陸口に主力を駐屯させる
この報を受けた長安に居た劉備はすぐさま軍議を開いた
劉備
「軍師、どうするべきか?
他の者も意見があれば述べよ」
劉備の問いに軍師諸葛亮孔明が応える
孔明
「陸遜は荊州の大黒柱の寿亭侯(関羽)が亡くなり徐庶も宛城におり荊州が手薄と考えた暴挙です
とは言え陸遜も希代の才を持つ者です
実践経験豊富で優れた者を援軍に差し向けましょう
私は呉壱を推します」
劉備
「うむ、たしかに呉壱なら大丈夫だろう
しかし子龍は推さんのか?
副軍師は対曹丕に欠かせんが……」
ちなみに呉壱というのは演義で言う呉懿の事であり彼の妹が劉備の妻で劉永、劉理を産んだので重臣となっていた
彼は実践経験豊富かつ冷静で特に守りに関しては王平、陳到と共に五虎将軍にひけをとらない
函谷関の攻防の際、省略されていたが圧倒的な兵力を誇る曹操軍の奇襲から長安を守り抜いた
しかし何故か蜀書に彼の伝が無い
作者と仲が悪かったのか?
とにかく話は元に戻る
孔明
「趙雲……?
あんな老将は役に立ちません!!」
孔明が吐き捨てるように言った途端
バンッ!!と机を叩き立ち上がった者がいた
そう五虎将軍趙雲子龍であった
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