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江陵、荊州南部の最重要拠点でありここを抑えていれば水軍を牽制でき陸からの通行もここを経由しなければ白帝城、巴蜀を攻める事も出来ず仮に荊南四群を取られても荊南四群を取り戻すのは容易であった
江陵太守兼任し都督を務めるのは李厳、字を正方という将で入蜀後各地を転戦していたが関羽が死んだ為、都督として荊南を守っていた
李厳は早速会議を催す
李厳
「……という訳で現在孫呉の大群は烏林を通ってこの江陵に向かっている
兵力差は約十倍……
何か策はあるか?」
李厳は辺りを見回す
すると一人の文官が進言する
忠義の士と名高い趙累という
趙累
「今の時期は華容道は崩れている為に道険しく
大軍を一度には通行できません
おそらく本隊は得意の水路から進軍するでしょう
…とすれば待ち伏せは容易です
対岸に伏兵を配し補給を絶てば……」
李厳は途中から意味を納得し
李厳
「当然、取り戻すそこを……」
趙累
「要撃します
長江広いとはいえ付近の地の利を活かせば敗北はございません」
李厳は早速策に取り掛かる
しかし李厳は陸遜が油断できないと判断し念のために関平を呼び手勢を与え華容道に向かわせた
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