悲しんでいる時の貴方が好き

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  「あ、いやごめん、ありがとね荷物」 「うん、じゃ、おかず作ったの余ったらまた持ってくるねー」 「おお、いつも助かるよ」 「あ、あと今日は夜勤まで寝るからデカイ音出すなよ童貞」 そう言い残し、大きなアクビをしながら紫は206号室へと帰っていった。 「…童貞、童貞ッテナニカナ??」 満は目の前が滲んでいる理由が解らないまま(というか解りたくなかった)部屋へ戻っていった
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