悲しんでいる時の貴方が好き

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  「ああごめん…それより、さっき共生するとか言ってたよね…?」 「うん、毎日ごはん頂戴ね!あ、でも私鶏肉は食べれないから気を付けてね!」 「あの、それが…おれ凄く貧乏だから、美味しいものが食べたかったらもっと金持ちの家の人とかに寄生させてもらえば?」 そっちの方がいいや…厄介払いも出来るし、と満は考える。 「それは無理!!」 しかし、その甘甘な考えをロイコは一蹴する 「私の核はもう君の脳味噌にあるから取り出せないの…本当はお金持ちがいっぱい暮らす所へ行くつもりだったんだけど、ママがド田舎の畑に木の実を落としちゃって…」 そういえば手紙には畑に実ってたって書いてあったが、畑にリンゴってのも可笑しな話だ…するとこの幼女の話はやはり真実?
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