悲しんでいる時の貴方が好き

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  「はぁ~…」 今週の内、何回めの溜め息だろうか。 満は痩せ細ったガマ財布の口の中を見つめ、悩んでいた。 「仕送り増やして欲しいんだけど、カアチャンにそんなこと言ったら殺されるよな~」 満は反対する親を説得し田舎から出てきてTOKYOの大学へ入学した。 仕送りは最小限という約束で独り暮らしを認めてもらったのだ。
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