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いや、犯罪と呼べるほど常識的な所業ではなく、それを成したのは天才であるが為か。
キチガイと天才は紙一重という事。
大勢の人間を実験と称して、刻み、投薬し、食すなど、どうして普通の精神の人間に出来ようか。
高見は「食事後」の現場写真を思い出し、吐き気を催した。
キチガイでなければ、あのように惨いことができる筈がない。
「さあ、一気に行くぞ。これはチャンスでもあるからな」
そう言って清原は、合図をして勢いよく扉を開けた。
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