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「何だこりゃあ」
手を上げろという定型的な言葉を放つ事もなく、二人は大きく口を開けた。
そこは犯罪者の隠れ家然とした陰湿な部屋ではなく、まるで今からパーティーでも始まるかのように装飾されていた。
白いカーテンに色とりどりの電球。
大きなテーブルの上に、クリスマスでも食べないような大きなケーキ。
そして、ようこそと書かれた垂れ幕。
「ふざけるなよ」
清原は、部屋の中心でにこやかに笑っている男に銃口を向けた。
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