三島明人

9/10
前へ
/769ページ
次へ
「貴様らに僕を否定する権利はない。自らのものさしで、白黒を判断するな」 三島はそう言うと、どこから取り出したのか、拳銃をこめかみに当てた。 「三島!」 「僕を野放しにできないくせに、自殺するのも駄目なのかい?」 「貴様には、償いをする義務がある」 「イヤだね。凡人の社会の道徳なんて反吐がでる」 まさか、この殺人鬼が自ら死を選ぶ行動に出ようとは。 2人はうろたえた。
/769ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7612人が本棚に入れています
本棚に追加