1人が本棚に入れています
本棚に追加
「日暮さんって、何でも出来ちゃうんですね」
サボイを食べなから、椿は感心していました。
「……」
と目線を感じて振り返ると、そこには鋭い目線の茶々木戌威が……。
椿は気づきました。
(まさか……)
椿の予感は的中しました。
日暮が多少片付けたとはいえ、京が焦がしたフライパンなどはほとんどそのままなのです。
椿は慌てて京の方を見ました。
そこにはサボイを食べ、至福を感じて天竺まで飛び立とうとしていた京の姿がありました。
「き、京さん、先に片付けましょうよ」
椿は彼女の左腕を左右に揺すりながら、言いました。
最初のコメントを投稿しよう!