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今日は土曜日です。
いつものように水月彩乃介が来ていて、カウンターでコーヒーを飲んでいます。
小鳥のピィちゃんがピィピィ鳴いたので、三条椿がてっきり彩乃介に鳴いたものだと思って、
「小鳥にも嫌われてませんか?」
と言って彩乃介を怒らしています。
店の扉が音もなく開いたのはその時です。
しかし扉の上についた来客用の鈴は開けられた衝撃で、カランコロンと鳴りました。
「あっ、いらっしゃいませ」
椿は彩乃介から離れ、入ってきた人物に挨拶をしました。
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