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そっと茉奈が香音を抱き締めた。
「茉奈……?」
「香音……耳を済まして聞いてごらん……」
茉奈の言ってる事が分からず晃を見ると晃も頷いた。
【ん……?
ごめんな香音……兄ちゃん助けてやれなくて……】
【大丈夫だよ
香音は幸せだよ最後までお兄ちゃんが居たんだから……】
【そうだな
きっと、誰よりも心配してるのは香音だから……香音の分まで仲良くしょう
そして幸せに暮らそう】
「香音……怒ってないって恨んでないって……香音の幸せを祈ってるよ
香音はどうする?」
「っ……私は、また……幸せになりたい……」
香音は茉奈の胸で泣いた。
そんな、香音を茉奈は頭を撫でた。
泣き止むまで……
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