憧れ

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私は服が好きです。 特に好きなブランドには当時、バイトで稼いだお金を突っ込んでいました。 行き着けのお店(ただ自宅から1番近かっただけ)の店員さんはみんなオシャレで、本当に憧れでした。 そんなこんなで大学3年の冬、特に他にやりたい事もなかった為、高校生の頃から考えていたショップ店員になることを決意。 自分の持っているお気に入りの洋服を片っ端からかき集め、タグを見て会社説明会に登録しまくりました。 選考は大手・中小のアパレル企業共に順調に進んでいき、4月には7社程内定してました。 (今の就職氷河期じゃ考えらんないですね…) その中でもやっぱり本命だったのが、 そう。 後にヒトラーという独裁政権を掲げた、トンでもない店長がいるあの会社…。 今思うとあの時はいくらでも引き返すことが出来たのに…と思います。
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