レトロ

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その日も昼より店を開く。 銀色の丸眼鏡をし、黒髪を一つに縛りうっすら笑顔を浮かべる彼。このアンティークショップのオーナーである。 ショップと言ってもただ開いているだけで客などほとんど入らない。裏路地なので当然ではあるが…。 にゃぁ~ オーナーの足元をすり寄ってきた愛猫。名を「ガイド」という。真っ黒な毛並みに凛とした目つき。ガイドはいつもこのオーナーと共にいることが主だった。
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