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屡璃side
お風呂に入って、
ご飯も食べたし…………
心の準備は
できてないけど…………。
恥ずかしい。
怖い。
緊張してきちゃった……
悠くんにメールしてみよ。
「準備出来たよ(・∀・)ノ
遊びに行ってもいい???
っと送信。」
ピロリン
早っ…………!!
まだ、メール送信してから
数秒だよ!?
「来いよ」
あいかわらず短いなぁ。
大丈夫……………
悠くんなら………
構わない。
窓を開けて
悠くんの部屋の窓を叩く。
「入れば?」
お風呂上がりで
やけに色っぽい悠くんがいつもより低い声で言う。
それだけでも私は
悠くんにドキドキするんだ。
「入んねーの?」
「あっ、入ります!!ぼーっとしてた………。」
「バカッ!!危ないだろ!?」
「ゴメンなさい…………。」
「ほらっ」
私に右手を差し出す悠くん。
「えっ?」
「手」
私は
意味が分からなくて首を傾げる。
「だ・か・ら…!!!」
ぐいっ
悠くんが私の右手を掴んで自分の部屋に引き込む。
「ずっと、止まってたら落ちるだろ??」
「あ、そうだよね。」
緊張し過ぎて
悠くんの部屋に入るのが恥ずかしかっただけなのに。
なんて
悠くんには言えない。
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