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ピピピッ
「…んっ……」
眠たい。
まだ、眠っていたい。
ドタドタ!!!!
強烈な勢いで階段を駆け上がる音が聞こえる。
ドッ!!!
「!?」
「屡璃、起きてっ!!」
「嫌だよっ……」
「ダーメ、学校行くよ?」
ベリッ
!!!!!?????
「ちょっ…寒い………」
なんで照れてるんだろう。
「そんな格好してるから///」
「えっ?」
自分の格好を見ると
パジャマのワンピースがはだけ胸元とピンクのパンツが見えてる。
「……?
うああぁぁぁぁっっ!!!」
「そこまでビックリする?」
「うぅ〰////」
端正な顔立ち
クリクリしたおっきい目
綺麗に整った鼻
キスしたくなるようなぷるんっとした少し口角の上がってる唇
キリッとした眉毛
色素の薄いふわっとした栗色のそこまで短くない髪
そんな綺麗な顔で表情で見つめないで………。
どうしていいか分からなくなる。
私なんか…
悠くんの隣に居てもいいのかな?
顔も頭も平均以下
全部、平均以上の悠くん………
私には届かない人
でも、「好き」って言ったら
「好きだよ」って言ってくれる。
分かってる…
悠くんの「好き」と
私の「好き」は違うコトぐらい。
私に対する妹みたいな
悠くんの態度は嫌…………。
だけどね、大好きなの。
悠くん…好き。
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