第2話 ~出会い~

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―4年前 時空管理局武装隊 ミッドチルダ西部 第五陸士訓練校 …無事に入学式も終わり私は部屋の割り当てを確認するためにモニターの見える場所まで移動していた。 すると 『ちょっとみろよあれ』 『ああ、言われなくてもみてるよ。なんだって魔導師名門家のお嬢様が陸士訓練校なんかに入学してんだよ』 辺りからひそひそと話し声が聞こえてきた。 (?なんだろ) 私は気になって皆の視線をたどってみるとそこには一人の少女が立っていた。 髪は腰ほどまであるブロンドのセミロングでいるだけでその場の雰囲気を変えてしまいそうなほどの存在感、そして、 「キレイな人だな…」 と思わず声に出してしまうほどの美人だった。 『各員仮割り当ての部屋へ移動!2人部屋のルームメイトは当面のコンビパートナーでもある。試験と面接の結果から選ばれた組み合わせだ円滑に過ごせるよう努力するように!』 見とれてるうちに指示が出された。 「そうだったそうだった、そのために来たんだった。」 本来の目的を思い出しモニターから自分の名前と部屋番号を探した。
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