第3話 ~再戦~

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―とある次元世界 そこには戦闘を終えたばかりの一人の男が立っていた。 「…こちら特殊機動部隊『守護の翼』     です。言われていた指名手配中の次元犯罪者2名を拘束しました。これよりそちらに送ります」 そう男はモニターにいる人物に報告した。 『ん、ご苦労様様。しかし君は相変わらずやることなすことはやいね~。いやいや関心関心』 隊長は満足げに頷いた。 「いえ、自分に与えられた任務を全うしただけです。それで今回の報告についてなんですが…」 と男は坦々と語りだした。 だが、 『あ~それは後でいいからさ、それより一度こっちに戻ってこない?そっちの方が今までの報告とか直接聞けるし』 隊長はそうしなよ~と言いたげな顔で男に提案した。 だが実際はー、 (そうなればアクセラにでもまかせられるし~) と考えているのが真実だ。 『それに新しく入った部隊員たちとかも紹介したいしさ』 などなど理由をつけて戻ってこさせようと粘る隊長。 そしてその熱意が通じたのか、 「…そうですね、そろそろ一度戻ってみます。新しく入った人たちも気になりますし」 『よしわかった!それじゃいろいろ準備して待ってるからね~』 邪な願いが叶ったのか嬉しいのか隊長は上機嫌で通信を切った。 「…隊長は相変わらずだなぁ。…しかしいったいどんな人をスカウトしたんだろ…」 男は夕暮れに染まる空を見上げてそうつぶやいた。
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