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すると隊長が、
「なんかすでに必要ないみたいだけど…まあとりあえずっと。
彼はレクサス・フラック一等空尉、魔導師ランクはAAAランク。はじめは別の部隊にいたんだけどこの部隊が設立するの同時にある条件付きでこっちに入ってもらったんだ」
「ある条件ってなんですか?」
アルティは隊長の説明に疑問をもち問いかける。
「それはね、出来るだけ自分の手で次元犯罪者を捕まえる機会を増やしてほしいってものなんだけど…まあはやい話が仕事熱心ってことだ。まったく感心感心、僕も見習わなくっちゃな~」
いつものように笑ってごまかす隊長。
…もちろんごまかせてなどないが。
気まずい空気が流れる。
だが、隊長はそんな空気など知らんとばかりに、
「それでねセレナ、この副隊長と模擬戦とかやってみたくない?あのときのリベンジ!…みたいな感じでさ」
と唐突にものすごいことを提案してきた。
「え?いいんですか!?それなら是非やらせてください!あ、でもレクサス教…副隊長は―」
教官あらため副隊長の意志を確認しようと顔を見ると、
「…まあ隊長の言うことだしあのセレナがどのくらい成長したかも見てみたいから別に私は構いませんよ」
「ホントですか!じゃはやくやりましょう、はやく!」
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