733人が本棚に入れています
本棚に追加
セレナはそういって休憩室を飛び出そうとして、
「あの~隊長、どこの部屋使えばいいですか?」
「ん?あぁ2番のトレーニングルームを空けておいたからそこを使ってくれ」
「はい!」
そう答えるとセレナはそのままトレーニングルームに直行した。
「…準備しておくってこういうことですか隊長?」
レクサスは先日の隊長の言葉に対して答えを求めた。
「さあ?どうなんだろうね、それよりはやく行かないとセレナが待ちくたびれちゃうよ?」
「…まあいつものことですからいいんですが」
レクサスは隊長に一礼して休憩室を後にした。
「さて、うまいこといったし僕たちも上のフロアで観戦しようか。そうだ、ついでだしアクセラにデータ取らせなきゃ」
なにやらご機嫌なご様子で歩き始める。
(…こんな人が隊長でいいんだろうか…)
アルティは改めて自身の上官に対して不安を覚えた。
最初のコメントを投稿しよう!