第3話 ~再戦~

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セレナはそういって休憩室を飛び出そうとして、 「あの~隊長、どこの部屋使えばいいですか?」 「ん?あぁ2番のトレーニングルームを空けておいたからそこを使ってくれ」 「はい!」 そう答えるとセレナはそのままトレーニングルームに直行した。 「…準備しておくってこういうことですか隊長?」 レクサスは先日の隊長の言葉に対して答えを求めた。 「さあ?どうなんだろうね、それよりはやく行かないとセレナが待ちくたびれちゃうよ?」 「…まあいつものことですからいいんですが」 レクサスは隊長に一礼して休憩室を後にした。 「さて、うまいこといったし僕たちも上のフロアで観戦しようか。そうだ、ついでだしアクセラにデータ取らせなきゃ」 なにやらご機嫌なご様子で歩き始める。 (…こんな人が隊長でいいんだろうか…) アルティは改めて自身の上官に対して不安を覚えた。
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