733人が本棚に入れています
本棚に追加
―そしてトレーニングルーム
そこには戦えることがよほど嬉しいのかすでにやる気満々のセレナとそのセレナをなだめているレクサスが立っていた。
『じゃこっちの準備も終わったしちゃっちゃと始めようか。そうそうセレナ、こっちの都合でレクサスのランクは1ランク下げさせてもらうからね。さすがにAAAランク相手じゃねぇ』
「…と隊長が言ってるけどそれでいいかな?まあ確かに全力でやるわけにはいかないんだけど」
「いえ、構いません」
そう言ってすでにバリアジャケットである真紅のコートを着たセレナが起動したデバイスをレクサスに向けて、
「私が全力にさせてみせますから!」
と言い放った。
「あはは、君も相変わらずの強気だね。おや?それはカートリッジシステムかい」
レクサスはセレナのデバイスに柄の部分についている小型の物体を見て言った。
「えぇ、ちょうど訓練校を卒業したころにちょっとした理由で」
「でも制御出来るのかい?カートリッジシステムって結構扱い難しいって聞くけど…」
「それは戦ってみればわかりますよ。だからはやく始めしょうよ!」
セレナはもう戦いたくてしかたがないのかレクサスをはやくはやくと目で訴えた。
最初のコメントを投稿しよう!