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―開始から1分
そこには真紅のコートを翻し部屋を縦横無尽に駆け回るセレナとその中心部に立っているレクサスがいた。
セレナは持ち前のスピードと剣技を生かし、連続でレクサスに攻撃を加えていた。そのスピードはもはや肉眼で捉えるのが困難になりつつあった。
並の魔導師なら回避することなどかなわないだろう。
だが、レクサスはそれを回避すること魔法を使うこともなく自身の大型デバイス…ハルバートで弾き返していた。
本来武器は大型になればなるほど扱いづらくなるものだが、レクサスはそんな苦も見せることもなく自由自在に体の一部のように扱っていた。
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