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草木は起きてるかも知れないケド犬猫人は一部を除いて眠る早朝四時。
トイレの鏡の前で身嗜みをチェックする私、
自慢のマッシュルームカット
自慢の優しさ溢るる 垂れ眼
自慢の蠱惑的な唇
完 璧 であります。
我が臨戦体勢に一分の隙も無し、いざ行かん勝利の祝福のみが待つ戦場へ…
威風堂々、エルガーのアレが(脳内で)鳴り響く中、
忍者もかくや、の抜き足差し足で2階への階段を上る私。
え?外じゃないのか、って?
ノンノ、ノンノ。
我が目指す戦場は!!
我が目指す目標は!!
2階の私室で未だ清らかなる眠りの中にある麗しき眠り姫
我が一族の誇るべき至宝、
姉さんなのだからッ!!
ふぅははー驚いたかー!!
うむ、諸君らが驚くのも無理は無い…だが!!
生まれ落ちたその日より、既に姉さんに恋に落ちていた私にとっては当たり前のコトよッ!!
誕生した瞬間から我が身は既に、
(姉さんと添い遂げる)
覚 悟 完 了 。
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