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『コンコンッ』とノック音がした後、
奥のドアから女性が入って来た。
(げっ;)
僕は直ぐに笑顔になり、
「何の用かな?
愛美さん。」
さっきの反応を取り消すように
言った。
「はい。
各会社からの最終承諾書等の
書類に目を通して欲しい物を
持って来ました。」
そう僕の机に歩み寄ると、
『バンッ!』と
書類の山を乗せた。
あんな軽やかに歩いてきて、
どうやったら
こんな書類の量が出るんだ?;
しかも、
重そう……バカ力な女;
書類の山を見て、
引いていたが
「ありがとう」と軽く返した。
湊条 愛美(ソウジョウ マナミ)
最近入り、
22歳にしてここの秘書。
始めは周りから
反感が凄かったが…
アメリカの名門校である大学を
トップで卒業。
また、
その知的頭脳と
社交的な性格と
礼儀マナーも完璧。
仕事での働きは
充分だった。
それだけではなく。
透き通るような白肌に
切れ長な目に
スゥ-と通った鼻、
小さなピンク色の唇。
少し背が高く、
光沢のある
ピシッとした黒のパンツスーツを
なんらく着こなし、
少しパーマがかった黒髪は
後ろでまとめて留めていて
零れ髪が首筋にあり、
それが
色っぽいと言われている。
まさに美人秘書として
もう納まっている。
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