出会い

5/11
前へ
/12ページ
次へ
「おい」 「もう用は、ないでしょう」 「お前、また山でも行ったらどうだ?」 「はい?」 「趣味を持てってこと」 「無理ですよ、無理、会社もあるし」 「この成績だったら、休暇ぐらい取れると思うぞ」 「取れたとしても、もう山に登れる体力も無いし、他は、興味ないし」 「暇人・・・」 「なんか言いました?」 気付いているが わざと聞く 「別に!、何にも」 「あっそ!、そろそろ帰ります」 「おい、趣味は無理でも、彼女くらい作れよ、もういい年なんだから 笑」 「あのオヤジ、人が気にしてることを 泣」 これが日常・・・ 一般人の中でも幸せなはず うるさい上司もいない 貯金もある 残業もない なのに 何故か 心が満たされない・・・
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加